烏丸遊也たちにもっと公演の機会を!

大衆演劇であれなんであれ芸能の「伝統」は排他的に維持するものじゃないはず。

「伝統」は生きている。廃れもするし、新しくよみがえる場合だってある。

 

大衆演劇の劇団という組織のあり方も新たな方向性を模索すべきではないか。

 

そうでなくとも大衆演劇界の衰退ぶりは隠しようもない状況だ。90%を超える劇団は旧態依然たる組織を維持し、100年前炭鉱労働者の慰安として誕生した近代の大衆演劇の公演内容を時代に合わせて発展させることもなく安穏と日々の舞台をこなしているありさま。

 

従来の大衆演劇を愛好してきた世代は止まることなく客席から「引退」し続けている。

それなら若い世代が交代しているかというと、彼らにはバラエティに富んだエンタメの選択肢がある。当然カビの生えた<大衆演劇に>なるものには見抜きもしない。

 

今現在三十歳前後の<芸>がある若手こそが新規に舞台のあり方を変革して現状打破してほしい。

 

ゲスト出演でその場をしのいでいる、たとえば烏丸遊也。自劇団外の有能なはぐれ者に声をかけて新たに一座を旗揚げできないだろうか。

ここでいう「有能なはぐれ者」とはたとえば、せっかく復帰したのにまたもや引退?してしまった一代新之助(元・三代目森川長次郎、松之助)、彼の弟さんの「竹之助」を誘いどうにかして舞台に立ってもらいたいものだ。

 

いろいろ業界の慣習などがあるだろうが、烏丸遊也と一代新之助とが手を組めば未来が切りひら消そうな気がする。誰が座長になるかなどは後の問題。月番で交代したっていいではないか。

 

嵐山金之助も寄ってきてほしいな。

 

劇団といっても結束を緩めにして座員それぞれが(舞台に立てるレベルの)力量を発揮しやすい体制を_作れないものだろうか。

 

そんな劇団体制があるものかと言わないで。部外者の勝手な妄想と切り捨ててほしくない。