病と老と死を超克する文学的ストイシズム

外部投稿 2022.01.26  https://re-ageing.jp/22798/

。。。。さて話をブルック=ローズにもどそう。彼女は実験的作風の小説家として有名だったらしいが、この本を読むまでその存在すら知らなかった。彼女に興味を覚えた私はネット検索してみて死後6年ほど立った時点で書かれた追悼風エッセイに出くわす。それが、私が今回のエッセイを書くきっかけになったジャン=ミシェル・ラバテJean-Michel Rabaté (米国ペンシルバニア大学英文学・比較文学教授、1949年生まれ)の “Farewell to Christine Brooke-Rose” である(Textual Practice 32-1, 2018)。この文章はwww.tandfonline.comに全文掲載されている。