2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

一竜座 子役 「竜美しおん」の教え − 芝居の本質(=模倣・まねっこ)は人間の本質

竜美獅童、空新夫妻の長男 しおん。年齢は(たしか)3歳と2ヶ月。連日パパかママと相舞踊をこなしている。去年12月の高槻千鳥劇場公演ではしおんが一差し舞うといってもときおり決めポーズを一瞬みせるだけだった。ところが最近は断片的ながらも脈絡が見える…

未来志向の大衆演劇劇団 ー 事前の情報発信で観客動員を促進

観客の立場からすると事前にこれから予定されている演目、ことに芝居の外題がわかるとありがたい。予定は未定だということを承知の上でそう思う。劇場内に外題や特別イベントの予定を掲示するのは必須ではないか。そうるすことでリーピーターを確保する効果…

女形の至芸 ー「女形」は「まるでオンナ」ではない。

女形の至芸といえば、まず第一にあおい竜也と白龍(ともに一竜座)をあげたい。女形を演じ踊る場合ふたりとも生身の女性と見分けがつかないほどにオンナになりきろうとはしない。たしかに、立役では男っぽさを売りにするかれらがひとたび女形で登場するとそ…

今月の一竜座は精彩を欠くー 自前の「大人の芸」で勝負してほしい

「一竜座」が見せる舞台芸の妙味 ー ウソとマコトのあわい(間)にある真実

2016年2月6日(土)芝居外題:『唄入り観音経』(大阪 十三・ 木川劇場 ) ご存知のとおり『唄入り観音経』の元ネタは浪曲師 三門 博 (1907-1998) 太平洋戦争会戦前夜の1929年に舞台にかけた作品である。当時の忠君愛国ムードにのって大いに人気を博したそう…

気品溢れる「一竜座」の舞台(2016年2月 大阪 十三 木川劇場)

一竜座が大阪にもどってきた。 暖冬のはずが突然厳冬に変わったりした先月は奈良県榛原駅近くのやまと座で公演。気温が激変した1月だったが一座の皆さんお元気そうだ。(私は当初の計画ではやまと座へ少なくとも3回くらい観劇にでかけるつもりが、元日の舞台…