2015-01-01から1年間の記事一覧

劇団 悠 2015年ファイナル公演 in 姫路

姫路駅そばの映画館「シネパレス山陽座」の一角に新しい舞台(劇場?)が12月27日から開業とのこと。2時間かけて姫路へ出かけた。観客席は適度に傾斜がついていて舞台が見やすい。館内にはほかに3つの映写スペースがあるが、『スターウォーズ』など最新の…

一竜座 千鳥劇場千秋楽 楽々大入り ヨカッタ!

驚いた。場内には大入りの札が。みなさん昨日までどこへいっていたのか。ひょっとして強敵が乗っている羅い舞座京橋あたりかな? 今日は2部構成で一時間半あまりの芝居「弥太郎笠」と舞踊ショー。外題が昨日と同じだが、弥太郎役の座長はそのままで鳥追い女…

凛とした芸風の一竜座が危機に・・・信じられない(12月高槻千鳥劇場)

12月24日は一回限定のロング公演、約四時間。今月の客入りが良くない状況を一気に挽回するかと思いきや、ふたを開けてみると昨日昼の部より空席が多いではないか。(最前列にいたので不覚にもすぐには気づかなかった。)ファンのひとりとしては辛い現実だが…

一竜座(千鳥劇場、12/18/2015) ー 幻影二重奏

はや千秋楽まであと1週間を残すのみだ。高槻は千鳥劇場での興行が25日で終わると、来年1月は奈良県榛原市にある「やまと座」があるとはいうもののあそこは京阪神からは遠い。だから毎日でも観劇したいが、そうもいかない事情もある。 今日の公演で印象に残…

下町かぶき組「劇団 悠」が描く青春グラフィティ「新選組」

2015年12月13日明生座。正式な外題は『新選組~時代を駈けた男たち~』である。劇団 悠の12月公演は(長らく下町かぶき組傘下の別の劇団で活動していた)高橋茂紀、別名「高橋シゲコ」がメンバー復帰していて座長とはひと味違うおもしろみが加味されている。…

粒ぞろいの一竜座なのになぜか客足が伸びない・・・

今日12日高槻は千鳥劇場。一竜座は前回見てから1週間あまり過ぎた。久々の観劇に心はワクワク。劇団にとって千鳥劇場は初乗りだが、きっと地域のファンが新しくできているだろうと期待していた。だが、もう中盤戦なのに客席が半分も埋まっていない。半年前…

12月(2015年)「劇団Hiryu」は新体制(春之助座長・小寅丸副座長)で公演

春之助新座長・小寅丸新副座長が気になるので12月1日、2時間かけて羅い舞座御所店へ出かけた。二人とも初めての劇団リーダー役なのでかなり緊張のようす。第2部で(近江飛龍を中心に創作されたと思われる)新作芝居「元禄仇討ち絵巻」は春之助が主役、小寅…

下町かぶき組「劇団 悠」、大衆演劇の新しい路線、ハイブリッドなニューウェーブをめざせ

去る3月に浪速クラブで見た「劇団 悠」は今回日を追って人気が出てきて千秋楽は大いに盛り上がった。この劇団なら今度大阪へ帰ってきたら芸がいっそう進歩して集客力が向上しているはず。そう期待して11月公演中日にさしかかった14日土曜日、大阪は明生座を…

2015年大阪平成中村座 ー 桜席はおもしろい体験ができる

平成中村座公演は今回がはじめてだが、見応えがあった。実は遅まきながら最近になって中村勘九郎・七之助兄弟がみせる芸のすごさに気づいたのだ。シネマ歌舞伎『三人吉三』(6月)、ついで『阿弖流為』(10月松竹座)がきっかけになった。その流れで大阪城公…

ヨーロッパ生まれのオペラがブロードウェイ・ミュージカルとコラボ

メトロポリタン歌劇場公演映画版 『陽気な未亡人 (The Merry Widow – Die Lustige Witwe) 』 2015年2月24日 MET ライブビューイングは最新公演を映画という形式でわずか1ヶ月半くらいの遅れで広く世界に提供してくれる。2014——2015年シーズン第6作目(2015…

芝居こそ大衆演劇の醍醐味

浪花劇団 2015年2月7日 朝日劇場(大阪、通天閣) 『忠臣蔵外伝 四十八人目の男 潮田又之丞 妻子の別れ、 武士の一分』 最近見た大衆演劇の公演に印象深い芝居がある。2015年2月7日, 朝日劇場で見た浪花劇団による『忠臣蔵外伝 四十八人目の男 潮田又之丞 妻…

大衆演劇は芝居より舞踊が大事となったらもうおしまい

オンラインで公開されている学術雑誌(2013年3月発行)に掲載されたエッセイだが、大衆演劇の最近の傾向として芝居に対する「舞踊の優位」が指摘されている。http://www.agulin.aoyama.ac.jp/opac/repository/1000/13173/00013173.pdf こと芸能に関しては解…