2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

多様な形態をもつ物語(俊徳丸伝説)の宇宙、その一端を辰巳萬次郎の舞台にかいま見た

平成29年南都春日・興福寺古儀 薪能 (第二日 2017年5月20日) 11時~ 春日大社若宮社 御社上がりの儀 能『花月』金春穂高 17時半~ 興福寺 南大門跡・般若之芝 南大門の儀 能『杜若』シテ・観世喜之、ワキ・小林努 狂言『附子』茂山千三郎、丸山やすし、網…

2017年5月姫路城薪能 狂言『察化』、その題名の由来にこだわって

「察化」ということばは初めて耳にしたせいか、気になって仕方がない。今回の上演はおそらく主に大蔵流が使う台本に従ったのだろうと思う。『日本古典文学大系42 狂言集 上』(小山弘志 校注、岩波書店、1960年、331-341頁)に収録されているのと同じものの…

2017年5月12日(金)第47回 姫路城薪能

姫路薪能姫路城三の丸広場特設舞台で上演された(午後6時時-8時15分)。 当日夜8時から雨だという気象予報。でもまあお天気ばかりは運任せにするしかない。駅から会場に向かう途中道順をきこうとわたしが話しかけた人もおっしゃっていたが、過去にも雨に祟ら…